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(その1) 序文 (その2) フェルデンクライスメソッド:それは何であり、何をするのか (その3) フェルデンクライスメソッドは何では「ない」のか (その4) フェルデンクライスメソッドを実践する上で、フェルデンクライスメソッド・プラクティショナー(開業者)が知り、理解し、行うこと (その5) フェルデンクライスメソッドにおける、組織化のプロセス (その6) 問い:プラクティショナー/教師自身のための (その7) 問い:生徒を観察する上での |
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フェルデンクライスメソッドを明確に定義しようとするどのような試みも、この、非常にかたちを変えやすくダイナミックな方法論について、何か静的な記述をしているように見えるかもしれない。フェルデンクライスメソッド・プラクティショナーは、このメソッドへの理解と実践を進展させ続けており、この仕事について、はっきりと定義づけるような言明を提示するときには、我々は、ダイナミズムと進展変化を視野にいれておくことを忘れてはならない。この記録も、その方向からの光のなかで解釈されるべきである。 改革と成長は、この分野で尊重されるものである。このメソッドの現状には、理解力と感受性と技術が内包されており、それらのしっかりした基盤に基づくとき、改革や成長は特別に尊重される。フェルデンクライスメソッドの共同体のなかで、有効な改革が認められたときには、この規準はそれに応じて変えられるものである。 「実践の規準」を再検討し修正を加えるために、役員会に指定された機関によって、この記録は定期的に改編される。 |
| 序文 | |
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フェルデンクライスメソッドでは、人間は変容する可能性を持つものであり、年令や状態に関係なくどんなひとでも学習する能力を持っているとされる。 モーシェ・フェルデンクライスは『高等柔道』(HIGHER JUDO)のなかで、このように書いている。 |
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| 「顕著な感情的障害を持たずに完璧に成熟した身体においては、動きは、周囲の世界の物理的な必要に対して徐々に順応していく傾向がある。神経システムは、これらの法則のもとで発達し、これらの法則に適応してきた。しかしながら、我々の社会では、契約による大いなる報いか、強烈な罰としてなのか、我々が、その神経システムの発達さえもひどく歪めてしまったために、多くの行為が排斥されたり限定されたりしてしまったのだ。結果として、成熟が抑止されてしまった多くの機能の成人としての成熟を進めるためには、特別な状況を用意しなければならなくなった。多くの人々は、何か特別な動きを身につけるときだけでなく、動きや態度のパターンを作り直すという、除外されたり無視されたりしてはならないようなことについても、教えられなければならないのだ。」 | |
| フェルデンクライスメソッド:それは何であり、何をするのか | |
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| フェルデンクライスメソッドは何では「ない」のか |
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| フェルデンクライスメソッドを実践する上で、フェルデンクライスメソッド・プラクティショナー(開業者)が知り、理解し、行うこと | ||
| プラクティショナー/教師は、 | ||
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| a:学習のプロセス、そして、目的に向かって働くというよりは「する」ということを志向する。 b:ゆっくりとした柔らかな動きを用いる。 c:動きながら、違いを感じ、互いに関連しているパターンを感じとる方向に気づきを導く。 d:生徒が自分のやり方を見つけるのを認める。 e:痛みや緊張を避けることによって、生徒が安全な範囲のなかで動くように導く。 |
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| フェルデンクライスメソッドにおける、組織化のプロセス |
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| 問い:プラクティショナー/教師自身のための |
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1. 生徒との関係において、私はどのように自分自身を提示しているか? 2. 生徒のより大きな信頼感を得るために、私は何をすることができるか? 3. どのレッスンにおいても、学習の環境を創り出すために、自分自身で何をしなければならないか? 4. 他の人とコンタクトするために、私はどのように組織化されているか? 5. (フィードバックについて)もっと感覚を持てるようにするために、私は自分自身をどのように組織化しているか? 6. (フィードフォワードのために)コミュニケートし、行動することをどのように組織化しているか? 7. 生徒に、サポートと安心を伝えるために、私は何をすることができるか? 8. 指示的になりすぎないで生徒からの反応を喚起するために、私は何をするべきか? 9. 生徒にとって、私の意図が、押しつけられるのではないが明確であるようにレッスンをするのはどうすれば良いか? 10. 生徒とレッスンをしているあいだに、私自身のうちにどのような感覚が起こり、それはどのように私の行動に影響をあたえているか? |
| 問い:生徒を観察する上での |
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1. 私はどのようにして、生徒の必要と欲求を見つけだし、生徒の方に向くように自分自身を調整することができるか? 2. どのようにして、生徒は、自分の人生で、または人生において重要な意味を持つ特定の行為で成功をおさめるか? 3. もしも、生徒が、成功していると感じないのならば、以前には成功していると感じたのか、そして、過去の成功において、彼らは自分自身をどのように組織化したのか? 4. そのひとが必要なものは何かを明らかにするために、差異性という視点から、たとえば、片側をもう一方の側とくらべたり、緊張が高いか低いかとか、このひとと他のひとをくらべるとかして、何を感じとることができるか? 5. 何を見、感じ、識別することで、生徒が、現在保持している組織化のパターンを、自分自身のために発見し、生徒に対して明示できるのか?また、どのようにして、彼らが現在の組織化のパターンから、どちらの方向へ向かって動く可能性があるということを感じたり明らかにしたりすることができるのか? 6. 何を見、感じ、識別することで、生徒を、より大きな学びと可能性の増進をもたらすような方向へ動かすことができるのだろうか? 7. どのようにして、身体に現れるものから、生徒の自己イメージのなかで、欠けていたり無視されていたりするものは何かを知ることができるか? |
| プラクティショナー/教師が、注意を払い、考え、認識すべき問い |
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1. 生徒が、自分の人生において意図を実現するために、何をし、何をしていないか? 2. どのようにして、生徒が、自身のの人生に関連して何を欲しているかを見つけだすか?どのような機能がそれに関わっているのか? 3. 自己イメージのなかで欠けていたり無視されていたりするものを完成させるために、生徒にとって可能な学習体験を創り出すようなひとつのテーマをめぐって、どのような連続した動きが組織化され得るか? 4. このひとの必要性にとって、どんな種類のレッスンが最も適切であるか? 5. 生徒と共に探査したいと思うような主要な機能はあるか?その機能の探査のために必要なステップは何か? 6. 回復を意図する機能に働きかける以前に、どのような動きの可能性、そして/または、どのような機能性が発展的な必要性を持つのか? 7. この生徒は、今この時に、何を学習することができるのか?学習の時間的な枠組みはどのようであり、それを深めるために何が必要なのか? 8. 私と私の生徒の学習を継続するために、私はどのような識別をする必要があるのか、また、どのような分類と抽象化をする必要があるのか? |
| 1992年に、北米フェルデンクライスギルドによって、まとめられて採用され、1994年に国際フェルデンクライス連盟によって採用された。 (翻訳:かさみ康子) |